かくれんぼ "kakurenbo"(Hide-and-seek)

歌木検校作曲 Composed by Utagi Kengyo

 

(演奏 川島妃杏)

 

 

かくれんぼは、歌木検校作曲の地唄です。歌詞は2番までありますが今日は1番を演奏します。かくれんぼと聞くと子供の遊びを連想しますが、恋募ると書いて、「かく恋慕」と読み、大人っぽい内容です。

 

冒頭の歌詞、「朝顔の盛りは憎し」は、井原西鶴の糸屑集にある「朝顔や髪結いがしる花盛り」から来ています。小学生の演奏ですので、可愛らしいイメージで聞いて頂けたらと思います。

 

二文目には、松虫が鳴く様子を三味線と絡めて少し切ない風合いになっています。

 

地唄は歌い方が難しく、最初に苦労したところです。声を伸ばすところの息継ぎのタイミングを何度も練習しました。

 

三味線と合わせる際には、歌の音程と三味線の音程が異なるところにとても苦戦しました。何度も練習をしていくうちに少しずつ出来るようになりました。